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色々嫌われる元凶はこの辺りか?難しい。(満州事変から日中戦争へ)

満州事変から日中戦争へ―シリーズ日本近現代史〈5〉 (岩波新書)

加藤 陽子/岩波書店

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未だに朝鮮や中国と揉めている元凶が、この辺りにあると思い読んでみた。

丁寧に説明がされていると思うが、基礎知識が足りないので難しかった。

日本近現代<1>から順番に読んでいけば理解が深まったかもしれないな。

◆今回新しく知ったこと。
(1)国際連盟に米国が加盟していなかったこと。
(2)リットン調査団のリットンは米国人ではなかったこと。
(3)中国戦線に投入された日本軍の4割が後備兵だったこと。よって軍紀が落ちていたそうだ。
   現役は対ソ戦に備えられていた。

 (1)(2)どちらも米国と戦争になる前に関わったところなので「米国じゃないんか~い」と
 思ってしまった。
 (3)は祖父がどこに属していたのか気になる。

◆現時点での自分の理解。
ソ連の南下政策に対応するべく日本は大陸に進出した。
朝鮮や中国は今みたく近代国家としてまとまって居なかったので、日本は未開の地を開発するイメージで進出した。
それでも中国には中国で国民党や共産党が反日抗戦してきた。
当時の日本は当時のルール内で大陸に何とか進出したかったので色々と工作を実施。このあたりの執着が理解を超え、自分が
平和ボケの温室人間なのかなと思える。

◆今後知りたいところ
・当時の日本人の大陸進出への意識。よその国への侵略の意識は無かったのか?
・結局敗戦した日本は大陸を確保していないのに、なぜ豊かになっているのか?
・石原莞爾は日本をどうしたかったのか?

今後、冷めた中立の目で、このあたりの歴史の流れを理解したいかな。

最近の北朝鮮ニュースを見ていると、今の日本の「平和」は、たまたま運がいいだけなのかな?と思ったりする。

by h-optimistic | 2017-04-22 11:44 | | Comments(0)